スマホやカメラで撮った写真が「お金になる」時代。特別なスキルがなくても、日常の風景を撮っただけで、その写真が商品になり収益を生むチャンスがあります。写真素材の販売は、副業としても注目されており、月収＋5万円を目指す人が増えています。

とはいえ、「どのサイトを使えば稼げるの？」「どうやって始めればいい？」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

本記事では、初心者でも取り組みやすい写真販売の仕組みから、おすすめのプラットフォーム、月5万円を目指す戦略まで徹底解説します。

1.写真販売の基本｜仕組みと始め方

1-1.写真販売とはどんな副業？

写真販売とは、撮影した写真をオンライン上のプラットフォームにアップロードし、購入された分だけ報酬を得る副業です。基本的には「ストックフォト」と呼ばれる形式で、買い手は広告・Web制作・出版物などの商用利用を目的に写真を購入します。

この仕組みの最大の特徴は、一度アップした写真が何度も売れる「ストック型収益」になる点です。初期労力が継続的な利益を生む可能性があるため、時間がない人にも人気があります。

1-2.始める前に知っておくべきこと

最初から高額報酬を得るのは難しいですが、地道にアップロードを継続することで収益化が見込めます。

• カメラはスマホでもOK。ただし画質には注意
• 報酬は1枚数十円〜数千円まで幅広い
• 人物写真はモデルリリース（肖像権同意書）が必要
• 風景や物撮りは著作権侵害に注意が必要

2.おすすめ写真販売サイト比較【国内・海外】

2-1.国内の人気サイト3選

• PIXTA（ピクスタ）
  日本最大級のストックフォトサイト。審査はやや厳しいが、報酬単価が比較的高め。日本市場向け素材が豊富に求められる。
• photolibrary（フォトライブラリー）
  初心者に優しい登録＆審査の仕組み。低単価だが売れやすい傾向あり。
• スナップマート（Snapmart）
  スマホユーザー中心で、企業案件に選ばれることも。報酬率は50％以上と高め。

2-2.海外の大手サイト3選

• Shutterstock
  世界的に有名なサイトで、買い手も多くチャンスが広がる。ただし、報酬率はやや低め。
• AdobeStock
  Adobeユーザーに向けた販路が強み。クリエイティブな写真に需要がある。
• iStock（byGettyImages）
  高品質を求められるが、その分単価も高め。選ばれれば収益化しやすい。

3.サイト選びのコツと比較ポイント

3-1.報酬率と販売価格をチェック

同じ写真でも、サイトごとに報酬率や販売価格は大きく異なります。たとえば、PIXTAでは1枚500円〜1,500円で売れることもあれば、Shutterstockでは1枚あたり25円程度ということも。

報酬率とユーザー数のバランスを見て、「少数高単価」か「多数低単価」か、自分に合ったスタイルを選びましょう。

3-2.審査基準とアップロードのしやすさ

初心者の場合は「審査がゆるく、アップロードが簡単」なサイトを選ぶのがベターです。慣れてきたら、高報酬が狙える厳しめのサイトにも挑戦していくと良いでしょう。

3-3.利用者層と需要ジャンル

ファッション、日常風景、食べ物、テクノロジーなど、ジャンルによって売れやすさは変わります。ターゲット層がはっきりしているサイトを選ぶことで、売上につながりやすくなります。

4.月収＋5万円を目指す実践戦略

4-1.複数サイトへの同時出品がカギ

一つのサイトだけでは販売数に限界があります。複数のサイトに同時出品することで、露出が増え、収益チャンスが拡大します。特に、同一写真を「非独占契約」で掲載できるサイトを組み合わせるのが有効です。

4-2.SEOとキーワード対策も重要

ストックフォトでも検索結果上位に表示されることで売れやすくなります。写真のタイトル・説明文・タグに、購買者が検索しそうなキーワードをしっかり入れておきましょう。

例：
×「ネコ」→○「白い子猫木の上春の午後」
×「料理」→○「家庭料理和食唐揚げランチタイム」

4-3.売れるジャンルを分析・特化する

売れるジャンルはトレンドとともに変わりますが、以下は安定して需要が高いとされる分野です。自分の得意分野に合わせて特化することで、競争率を下げることが可能になります。

• ビジネスシーン（会議、ノートパソコン、握手）
• 日本の観光地・自然風景
• 健康・医療関連（マスク、手洗い）
• 日常のライフスタイル（家事、買い物、育児）
  

5.まとめ｜「継続×分散」で安定収入を目指そう

写真販売は、誰でも始められる副業の一つでありながら、成果を出すには「地道な継続」と「戦略的な分散」が不可欠です。

報酬が出るまでに時間がかかることもありますが、複数サイトへの出品・SEO対策・ジャンル特化などをコツコツ続けていくことで、月5万円の壁は現実的に超えられます。

最初はスマホでの撮影からでも問題ありません。大切なのは「売れる視点」と「買い手ニーズを理解すること」。一歩踏み出して、自分の作品で収入を得る喜びを体験してみましょう。

参考文献

1.写真販売の方法・おすすめのサイト17選！コツや注意点を紹介

2.写真のネット販売サイト・アプリ15選と販売する際の注意点

3.写真販売に利用できるサイト19選！収益を得るコツと売る時の注意

4.ストックフォトで月5万稼ぐためのロードマップ｜ユウキ

5.写真販売副業は稼げない？注意点やおすすめサイトも解説-コエテコ