平日は仕事、週末は副業。そんな毎日に疲れを感じていませんか?ダブルワークや副業が一般化してきた今、副収入を得る人は確実に増えています。
しかし、その一方で、「休日がない」「心も身体も休まらない」「続けるのがつらい」といった悩みも増加傾向にあります。
週末も働き続ければ収入は増えるかもしれませんが、代わりに失うものも多いはず。特に本業のある会社員にとって、休息がとれない働き方は心身のパフォーマンス低下や健康リスク、最悪の場合はキャリアや命にも関わる問題へと発展する可能性があります。
では、どうすれば「収入を維持しながら」「週末を休みにする」ことができるのでしょうか?
本記事では、週末を“完全オフ”にして稼働する「平日だけで回る副業ルーティン」について徹底解説します。ダブルワークの落とし穴、法律的な労働時間の制限、高単価副業の選び方、健康管理まで、参考にすべきポイントを1つずつ押さえていきましょう。

1.平日だけで副業を完結させる考え方
副業を始めたはいいものの、「平日は本業で疲れている」「休日に副業すると休めない」というジレンマに陥る人は少なくありません。実はこの状態、法的にも健康的にも危険なラインにあることをご存じでしょうか?
1-1.労働時間は「通算」でカウントされる
労働基準法では、「本業と副業が別の事業者であっても、労働時間は通算する」と明記されています(労働基準法第38条)。
つまり、本業で1日8時間働いたうえで、副業をさらに4時間行った場合、その4時間は「時間外労働(残業)」としてカウントされるのです。
時間外労働の上限は、月45時間、年360時間が原則です(特別条項があっても月100時間未満、2〜6ヶ月平均80時間未満まで)。この「通算ルール」が適用されるのは、雇用形態で副業している場合(アルバイト、パート、派遣など)です。
フリーランス(業務委託契約)での副業であれば対象外となります。
1-2.週末を使うと「過労死ライン」に届くことも
厚生労働省の資料によると、月の時間外労働が80時間を超えると、過労死ラインとされています。週に20時間の副業で月80時間。つまり、平日2時間+週末10時間程度の副業でも簡単にこの基準に達します。
「働いているのに結果が出ない」という悪循環に陥る前に、『平日の夜だけで完結する高効率ルーティン』に切り替えることが、副業継続の鍵になります。
2.法律と健康の両面から見る副業の限界
副業を始めたばかりの頃は「収入が増えた!」「充実感がある!」と感じるかもしれません。しかし、気づかぬうちに限界を超え、疲弊してしまう人が後を絶ちません。
2-1.働きすぎが招く身体と心の不調
平日も休日も関係なく働き続ける生活は、過労を引き起こす最大の要因です。
とくに睡眠不足・長時間労働・食事の不摂生が重なると、以下のような症状が現れます。
- 慢性的な疲労感や倦怠感
- 判断力・集中力の低下
- イライラや気分の落ち込み
- 睡眠の質の悪化
本業にも副業にも悪影響が出てしまい、結果としてどちらのパフォーマンスも落ちる危険性があります。
2-2.法律で守られた「休む権利」
労働基準法では、1週間に1日以上、4週間で4日以上の休日を設けることが義務付けられています。つまり、週7日間すべて働く生活は、法律上も健康面でもリスクが高いのです。休むことはサボりではありません。休息は継続のための戦略的選択なのです。
3.稼働を絞って成果を出す高単価戦略
副業で稼ぎ続けるためには、「時間を売る」発想から「成果で稼ぐ」発想にシフトする必要があります。
高単価副業の条件とは?
時給1000円の副業で月8万円稼ぐには週20時間が必要ですが、時給3000円であれば週7時間で同じ金額を得られます。
効率よく収入を確保したいなら、以下のような副業がおすすめです。
- 高単価(3000円以上)
- フリーランス契約(業務委託)
- 自宅で完結できる
- スキルベース(家庭教師、ライティング、動画編集など)
中でも「オンライン家庭教師」や「AIライティング」「Webデザイン」などはスキルを磨くことで高収入が見込めて通勤も不要です。週3日・1日2時間でも十分に回せる働き方が可能です。
4.副業疲れを防ぐ効率的な1日の使い方
週末ゼロ稼働を叶えるには、平日の時間をどう使うかがカギとなります。
4-1.朝活・夜活で集中時間を確保
副業成功者の多くは、早朝の1〜2時間(出勤前の「脳が冴えた時間」)、仕事終わりの2時間(習慣化しやすい)を活用しています。
また、『スマホの通知をオフにする』『毎週同じ曜日・同じ時間帯に稼働する』『30分単位でタスクを細分化する』ということを取り入れると集中力がアップするでしょう。
週4日、1回2時間を集中して活用するだけで週8時間が確保可能です。これをベースにすれば、週末をしっかり休む生活設計も実現できます。
5.まとめ|週末ゼロ稼働を叶える働き方
週末を完全オフにしながら副業を続けるためには、「時間で稼ぐ」発想から「効率と単価で稼ぐ」発想へ切り替えることが不可欠です。
本業と副業を合わせた労働時間には法律の制限があるうえ、心身の健康を守るためにも週2日の休息は重要です。自分の心身の健康を守るのは、他ならぬ自分自身の役割です。あなたの副業にも、週末オフという選択肢を取り入れてみませんか?
参考文献
- 副業の労働時間のルール!本業と合わせて何時間働ける?
https://gigabaito.com/media/?p=17805 - ダブルワークがしんどいのは休みがないから?稼ぎを減らさず最低週2日の休日を作る方法
https://for-teachers.manalink.jp/useful/dtrgsd3oq5mq4 - フリーランス必見!やらないことリスト作成で収入と時間の両立
https://sogyotecho.jp/freelance-yaranaikotorist/4 - 本業と副業を頑張るエンジニアの1日のスケジュール|効率的なタスク運用
https://note.com/shyo_note/n/n5627c91f3f8f6 - 副業成功例:夜の副業をやめて朝型にして効率2倍
https://onetap.blog/abandon/7